空き家となる実家に対する心配

実家で一人暮らしであった母が95歳を前にして他界しました。その実家は、大都市のベッドタウンである下町にある長屋の1軒です。住宅は長屋の各住民が所有し、土地は近くの大地主の所有です。

母はが他界し、49日も終えた頃、当面の地代の引き落とし口座を私の口座に変更するため、地主さんを訪れて相談をしました。1年程掛けて家財道具などを引きはらった後に、土地を地主さんに返そうと考えているのですが、長屋ゆえに更地にするのが困難なのです。

戦後間もなく建てられた古い長屋ですが、住んでいる方がメンテをきっちり行っているので、築年数にしてはしっかりとしています。しかし、長屋の一部を切り離して両側の家の壁面のメンテをするには、一般の解体よりも非常に費用が掛かりますし、古い長屋ゆえに工事中に思わぬ事態が起こり、住宅の倒壊の恐れもあります。これは非常にリスクが高く、空き家状態のままで地主さんに将来の解体費用として一定の金額を支払い、それで更地にせずに土地を返したいと考え、相談しました。

地主さん側からすれば、解体費用が将来どうなるか分かりませんし、火災保険など一定の手当ても必要で、空き家のままで引き取るにはリスクを抱える事になります。

しかし、お互いが腹を割って話し合い、こちらから費用負担を積極的に申し入れた事もあり、思っていた程度の金額を支払う事で合意できました。

地主さんに空きや付きで土地を返却すれば、その後の住宅に纏わる問題は、地主さん側の課題となります。しかし、母がお世話になった長屋の住民に迷惑を掛けぬように、余り費用を掛けずにできるメンテをDIYで行って明け渡し、土地返却をしようと考えています。

空き家問題にも色々なケースがある事を改めて考えさせられました。

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